1: 名前がない 2015/06/27(土) 10:45:09.07 ID:???.net
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 数あるアニメのなかで、一大ジャンルを形成しているライトノベル原作の作品。
今期はライトノベル『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(GA文庫 以下「ダンまち」)がアニメ化。
“例の紐”でも話題となり人気を獲得した。

 また、7月からの夏アニメでは『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』(ガガガ文庫)、
『六花の勇者』(集英社ダッシュエックス文庫)、『空戦魔導士候補生の教官』(富士見ファンタジア文庫)、『デュラララ!!』(電撃文庫)のほか、
「ダンまち」同様、WEB小説からの書籍化作品である『オーバーロード』(KADOKAWA)、『GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』(アルファポリス)まで含めれば、ライトノベルを原作としたアニメが6作も放送予定。こちらも非常に楽しみだ。

 それにしても、こうした状況を見ると、改めてライトノベルからアニメへという流れがひとつの形として完全に定着したと感じさせられる。
さて、次はどのラノベがアニメ化されるのか。

 2004年から刊行されているライトノベルのランキング本『このライトノベルがすごい!』(宝島社)の過去11年間のトップ10作品を見てみると、
対象全56作品(複数年に重複してランクインしているものは1作としてカウント)中33作品がアニメ化または実写化している。
中でも2008~2011年度版のトップ10作品が凄まじい。
複数年にわたってランクインしている作品はあるものの、2008、2010年はともにトップ10作品中8作が、さらに2009、2011年にいたっては、
なんと10作品全てがアニメ化または実写化作品となっており、この4年間にトップ10入りした全22作品中、19作品が映像化作品なのだ。

 そんな中、この期間中に2度に渡りトップ10圏内にランクイン(2008年は9位、2010年は6位、2009年はトップ10圏外ながら11位)しながらも、
アニメ化に至っていない作品がある。それが、細音啓による『黄昏色の詠使い』(富士見ファンタジア文庫)だ。

『このライトノベルがすごい!』2008~2011年度版トップ10にランクインした22作品
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※このうち、映像化していないのは、『蒼穹のカルマ』、
『黄昏色の詠使い』、『ミミズクと夜の王』の3作のみ。

 その中でも、細音啓は18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞し、2007年に本作でデビュー。
その緻密な世界観や、独自の召喚言語の設定、新人離れした巧みな構成と文章力、
そして何より読む者の心をぐっとつかむような繊細で美しい物語は、たちまち読者を魅了した。

 その後も『氷結鏡界のエデン』『不完全神性機関イリス』『S.I.R.E.N.』(いずれも富士見ファンタジア文庫)といった王道ファンタジー作品を送り出し、根強いファンを獲得している。
いずれの作品にも共通するキーワードが登場するなど、作品を越えて、設定や世界観がつながっていることを感じさせるのも興味深い。

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『イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い』
細音 啓

 また2014年7月からはそれまで作品を刊行してきた富士見ファンタジア文庫と並行して、
MF文庫Jからも新作『世界の終わりの世界録』を刊行するなど、レーベルの枠を越えての執筆活動も活発化してきている。

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『世界の終わりの世界録4 異端の覇王』
細音 啓

 そんな中、6月25日に4巻が発売された『世界の終わりの世界録』(MF文庫J)にて、「プロジェクト・アンコール」と題された新プロジェクトが発表された。
月刊コミックアライブ(KADOKAWA)でのコミカライズ連載のほか、メタルプロジェクトDragon GuardianとのイメージコラボCDの発売(2015年9月予定)、
さらには書き下ろし脚本によるドラマCDの発売(2015年10月予定)も決定とのこと。
これだけメディアミックスが活発になってくると、当然、期待してしまうのは、その先……。

 いよいよ、細音ファン待望のアニメ化が実現か!? 『世界の終わりの世界録』の今後の動向から目が離せない。

http://ddnavi.com/news/245833/

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